さっそくですが、簡単な自己紹介からさせていただきますね。
僕は元サッカー選手として、また少年サッカーのコーチとして、はたまた少年サッカーでボールを追いかけていた息子の父親としての経験があります。
また、がっつりコテコテの水商売のお仕事をしていた時期もあります(ぜんぶさらけだーす 笑)
水商売では知り合った多くのみなさんより、「人生とはなんぞや」ってのを教わりました(笑)
そんな僕の正体(本業)は・・・・・
現役17年目のナースマン(看護師)であります!\(^o^)/
ナースマンとして小児看護にも数年間たずさわりました。
こんな感じで僕は、いろ〜んな角度から【サッカーと子供】に関わり続けることで見えてきたものがたくさんあります。
これらの経験より、みなさんの少年サッカーに関する悩みや子供(小児)に関する悩みのいくつかを解決できるかもしれない、あるいは1人のコーチや親や子供たちに悩みを解決するための”気づき”や”きっかけ”を残せるかもしれない。
そんな思いでこのブログ【家族リフティング】を運営しています。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
前置き長すぎマンになってしまいました。申し訳ありません。
今回は、『その子を救えるのはあなたしかいない!コーチと親の心臓震盪救命講座』というテーマでお話します。
「疲れてる時には読みたくないテーマやな、これは」
「緊急ではないけど重要なことやな。『第2領域』ってやつやな」←この意識高い系マン、うざっ!
とまあ、こんなふうに思うんじゃないでしょうか。
講習とか書籍なんかだと、言葉使いが見慣れない聞き慣れない表現が多くてめんどくさいんですよね〜。
なので本記事では、できる限り日常をイメージできるようなお話も交えながら、少しでも『自分ごと』として考えてもらえるような内容でお伝えできればと思っています。
どうぞ、最後までゆっくり読んでみてくださいね。
歩きスマホとかで読んじゃダメだぞ、、、危ないからね!
目次
命の大切さを確認しよう
はい、いきなり重めの見出しから始めま〜す
でもまずは、ここをさけることはできないからね。
命の大切さについてみんなでお話を共有してから、救命処置の話へすすみましょう!
子供たちがサッカーをしていく中で親やコーチのみなさんには、すべてを捨ててでもまず第一に考え行動してほしいことがあります、それは・・・
『子供の命と安全』です!
勝利なんかより『子供の命』です。
っていう返答になりますよねそりゃ。
ですが僕も含めてみんなで今一度、その当たり前のことができているのか?子供の命を守るための学びを続けているのか?といった、命の大切さについて考えていきたいと思います。
サッカー(スポーツ)における命の危険
あなたは子供たちの心身に急な異変が起こったとき、適切な対応・処置ができるでしょうか?
サッカー元日本代表でも活躍した松田直樹選手の死を覚えている人も多いと思います。
「あのときAEDがあれば・・・・・」
そこから各市町村の学校や施設などへのAED設置が加速しましたよね。
みなさんも他人事ではなく、あなたの子供やまわりの子供たち、街ゆく人の急な異変に対応できるようにAEDとか勉強しなきゃって思ったんじゃないでしょうか?いや思ったはずです!(強引バージョン)
年月が経った今ではどうでしょう。。。
継続して学べているでしょうか?
どこか他人事、人まかせな自分になっていないでしょうか?
僕はちょっと気を抜いたら一瞬で人まかせマンになっちゃいます。(涙)
ですが幸い看護師というお仕事をさせてもらっているので、『日々命の現場と向き合うこと』でなんとか人まかせマンにならずに済んでいます。
自力じゃなくて他力でなんとか、、、って感じですね。
ですのでみなさんにも、僕のブログという他力からいっっっぱい、あなたの頭の引き出しに入れてもらえたらなぁって思っています!
本記事以外にも、『脳震盪と熱中症の予防・対策』や『夏の成長ポイント[睡眠と食事]』など、あなたの頭の引き出しに保存できる記事内容がけっこうあると思います。本記事と合わせて保存しまくってくださいm(_ _)m
親やコーチのみなさんが頭の引き出しに保存してくれることで、1人の子供の命を救える可能性がある!
僕は本気でそんなふうに思っています(ビシッ!)

突然死(心臓震蘯)を知る
【保存版!】ナースマンがお伝えする脳震盪と熱中症の予防・対策。
上記の「脳震盪と熱中症の予防・対策」の記事の中に書いた【トリプルH】でお話ししなかった「1つのH(突然死)」についてのお話です。
簡単に先日のおさらいをすると、
子供のスポーツにおける死亡の3大要因は
①突然死[心臓震蘯などの疾患:heartの「H」]
②頭部外傷[脳震盪含めた頭部外傷:headの「H」]
③熱中症[脱水・高熱など含む:heatの「H」]
の3つであり、それぞれの頭文字から【トリプルH】と呼ばれていますというお話をしました。
先日の記事ではあえてトリプルHの中の1つ、【突然死】のお話はしませんでした。
その理由は、突然死のお話はいつか別記事で書くほうがいいかなあと考えていたからです。
ですので少し重い感じのお話も入るかもしれませんが、子供の命や安全のためにはとってもとっても大切なテーマです。
ではゆっくり読みすすめてみてくださいね。
心臓震盪 (≒ 「心室細動」)
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。
でも今日から絶対に覚えてください。
イメージしやすい説明としては、
『試合中に思いっきり胸に衝撃を受けて心臓が止まっちゃう病態』のことです。
なぜ絶対覚えておいてほしいかと言いますと、(あなたの子供に生まれた時から心疾患があったりすれば考えられるかもしれませんが)先天的な心疾患や重篤な持病などがなければ、この心臓震盪に気づくことはできないと思うからです。
先ほどのイメージのお話を実際例に近づけてみます。
『試合中に思いっきり胸に衝撃を受けたが立ち上がり、ボールを奪おうと数歩歩いて倒れる』
このような状況が試合では考えられます。
この時コーチや親のみなさんは、何が起きたと考えますか?
実はこの時、心室細動(致命的な不整脈)が起こっているかもしれないんです。
(このあたりから少し偉そな言い方の箇所もありますが、中途半端な情報をお伝えするわけにはいかないのでお許しくださいm(_ _)m)
って不安な気持ちになるのはよーくわかります。
「もしそんなことになったら・・・」もちろん誰でも戸惑うでしょう。
だからこそ、あなたの子供やチームメイトのお子さんの命を守ってあげるためにも、心臓震盪(心室細動)という病態があるんだってことを今日から知ってください。
知っている方は、再確認あるいはさらに知識を深めてください。
心臓震盪はスポーツの場面だけで起こるものではありません。
子供たちが公園で遊んでいる時など、日常生活の中で発生するという研究報告もあります。
「心臓震盪かもしれない!」その時あなたはどうする?
先ほどの実際例から対応を学びましょう!
ここまで読まれたみなさんなら「心臓震盪かもっ!」って考え、すぐに駆け寄りますよね。
それが重要なことであり、命を助けることにつながるんです。
なぜなら心臓震盪を知らなければ、胸に衝撃をうけたことと、数歩歩いて倒れたことにつながりを見出すことはできないからです。
そうすると、「大丈夫かなぁ〜」程度の心配で、誰もすぐに駆け寄りません。
心臓震盪から命を救う!
先ほどの状況であなたは「これは重大なことかもしれない!」と感じました。
何よりもそう感じることが大切です!
では、実際に心臓震盪で倒れた子供を救命しましょう!
一時救命処置【BLS】
一部、やさしい(わかりやすい)表現に変えています。
よりわかりやすくするため、僕なりのポイントや注意点を根拠をふまえて書き足しています。
下記の1〜9は、いつでもメモとして見れるようにすることをおすすめします
1.異常を感じたらまず、真っ先にその子のところへ駆け寄る
2.大きな声で肩を叩きながら「意識」を確認する
3.呼吸を確認する
呼吸してるかわからなければ、「呼吸なし!」と判断して構いません
4.声が震えてしまってもかまわないので大声で、「119番とAED!」と協力を依頼する
5.直ちに『胸骨圧迫』を開始する
部位がわからなくても、「だいたい乳頭と乳頭のあいだあたり」でOKです。大切なのは、一秒でも早く『胸骨圧迫』を開始することです
6.他の大人、あるいは中高生以上の人に胸骨圧迫を変わってもらう
とくに自分の子供だったりすると、なりふりかまわず親が1人で胸骨圧迫を続けようとしてしまうことがあります
小学生では低学年だと力量的に胸骨圧迫の深さが得られないというデータがあり、高学年では胸骨圧迫の技術差だけでなく、成長に伴う力の差により適切な深さを得られない可能性があるというデータがあります(低学年が絶対ダメというわけではない)
7.AED装着
このAED装着が心臓震盪(心室細動)の救命においてもっとも大事で優先されます
8.AEDの指示に従う
指示あれば直ちに胸骨圧迫を再開する
9.救急隊に引き継ぐまで、または普段通りの呼吸や目的のある仕草が認められるまで続ける
あなたが胸骨圧迫する人じゃなければ直ちに、「119番とAED持ってきます!」、または「私、AEDの場所知ってるから、あなた119番してください」などの声かけをしましょう!
1.心臓震盪の知識があれば倒れた時点で直ちに駆け寄ってあげられます。
2.直ちにAEDを使うことで救命率があがることを知ったうえでの処置ができます。
この2つを頭の引き出しに入れましょう!そしていつでも出し入れできるように、予習・復習を定期的に行いましょう!
そうすればいざという時、手が震えて頭が真っ白になりそうになっても必ず引き出しから出てくるので大丈夫です!!
まとめ:必ず定期的に講習を受けましょう!
コーチ陣はもちろん、チームやご家族で定期的な講習を必ず受けましょう!
低学年のお子さんにも『一次救命の知識の習得』は大切です…というより必須です!
いかがだったでしょうか?
今回は『その子を救えるのはあなたしかいない!コーチと親の心臓震盪救命講座』についてお話ししてきました。
少し威圧的な表現もあったかもしれませんが、中途半端に伝えることはできない内容でしたのでお許しくださいm(_ _)m
何かご質問やご指摘などありましたら、いつでも遠慮なくコメントやお問い合わせよりご連絡くださいね。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました!
子供の命を救うのはあなたです!!!
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