少年サッカー大好き40代おじさん(家族リフティング)です!
小学生のお子さん、少年サッカーでボールを追いかけているお子さんを育てるお母さんお父さん、こんにちはヽ(´▽`)/
さっそくですがあなたのお子さんは外遊びで積極的に体を動かしているでしょうか?
ちなみにうちの息子はバリバリのインドアゲーム好きっ子でした・・・(泣)
・「サッカーやってるんで、それ以外の時間は外遊びさせる必要はないかなぁ〜」
・「外遊びさせることって大切だろうなぁとは思うけど、近所で安全に外遊びできるところがなくって・・・」
・「昔と今とでは外遊びに対する考え方や環境が変わったから、今の子たちがあまり外遊びしないのも仕方ないんじゃないかなぁ〜」
・「うちの子インドアゲーム好きっ子なんでほとんど外遊びしないんですぅ〜」
こういった考えをおもちのお母さんお父さん、外遊びをあまりしないお子さんって結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?
この記事では、今の時代に生きる子どもたちの外遊び減少で生じる問題、対応策にいたるまで根拠をもって解説いたします。
あわせて少年サッカーと外遊びの大切さについても、成長発達過程をふまえながら解説していきます。
【サッカーで子どもを伸ばす】ことと外遊びの大切なつながりをお伝えします。
お母さんお父さんが気になること、知りたいことを”まるまる”お話しますね。
ご質問や気になることなど、なにかありましたら遠慮なくコメントやお問い合わせからお声がけください。
ではまいりましょう。

目次
子どもの外遊びが減少していることで生じる問題とは?
内閣府で行っている「青少年の生活と意識に関する基本調査」により、小中学生の休日の過ごし方を見ると、平成7年から5年間、テレビを見たり、テレビゲームをするなど、室内で過ごすことが増加しており、外遊びは減少している。このように、外遊びなど体を動かす時間が減少し、学校外の学習活動や室内遊びの時間に取って代わられていると考えられる。
なぜ僕たちが子どもの頃と比べて、今の子どもたちの方が明らかに外遊びが減ってしまったんでしょうか?
まずは「子どもの外遊びが減少していることで生じる問題」について説明しますね。
①子どもの外遊び空間の減少
時代とともに都市化などがすすみ。子どもたちの外遊びの場であった空き地や生活道路は減少の一途をたどっています。
普段着で好きなときにふらっと遊び場に行き、1人で遊んだり少人数で遊んだりすることができる身近な場所は減少しています。
昭和60年代前後に子ども時代を過ごした方なら、『ままごとごっこ』でさえも外遊びでやっていたんじゃないでしょうか。
僕も、性別や年齢のちがう近所の子どもが小さなグループを作って、「お母さん役」「お父さん役」「お兄ちゃん役」・・・になって、ダンボールの家で過ごしました(笑)。
『木登り』や『鬼ごっこ』『だるまさんがころんだ』(大阪では「坊さんが屁をこいた」)など、外遊びになると【大人が関与することなく】自然と集団ができ、子どもたちで考えたルールの中で遊んでいました。
原っぱではサッカーをしている集団と野球をしている集団が、自然と(または口げんかで)スペースを分けあっていました。
お母さんの「夜ごはんやで〜」の声を合図に、1人ひとりが帰っていくのもお決まりでしたよね。
今ふと考えると、そこには【自由に外遊びできる公園やスペース】、【近所の大人たちによって守られる子どもたちの安全】が確かにあったんですよね。
では今の子どもたちの空間(環境)はどうでしょうか・・・?
子どもたちの手軽なスポーツや外遊びの場であった原っぱや生活道路は激減し、子どもたちが自由に外遊びできる空間が減少しているという問題にぶち当たりますよね。
②子どもの外遊び仲間の減少
つぎに僕が考える問題が少子化です。少子化がすすみ、兄弟姉妹の数が減って、外遊びの仲間となる近所の子どもが減少しました。
さらに、学校終わりでの塾や習い事で子どもも忙しくなりました。平日の放課後に遊びたくても自由な時間が友だちと合わないことで仲間がつくりにくい時代になりました。
外遊び仲間が少ないので群れることがなくなり、自分たちで外遊びやルールを考え出すことが難しくなりました。
その結果、テレビゲームなどの室内遊びをすることが多くなる。このように仲間の減少が外遊びをできにくくしていることも問題です。
③地域における少年サッカー(スポーツ)指導者の課題
地域におけるサッカーの指導者についても問題があります。
子どもの成長・発達段階に応じた指導方法を心得ている指導者が少なく、いきなり(子ども目線で見ると)高圧的な雰囲気で技術的なことを教えたり勝利主義的な指導をしたりしています。
こうやって、子どもがサッカーの楽しさを知ることなくやめていくことも数知れず・・・スポーツ嫌いにつながると指摘されていることも問題ですよね。
④子どもの生活習慣の問題
NHK放送文化研究所が行っている「国民生活時間調査」によれば、食生活については朝食を欠食したり、食事の内容についても栄養のバランスがとれていないなど問題が多いという指摘があります。
睡眠や食生活などの子どもの生活習慣の乱れは、健康の維持に悪影響を及ぼすだけではなく、生きるための基礎である体力の低下、ひいては気力や意欲の減退、集中力の欠如など精神面にも悪影響を及ぼすといわれています。
⑤学校での体力向上に関する指導力問題
学校における指導は、子どもが体を動かす楽しさを伝えたり、普段運動しない子どもに限られた時間で効率的に運動量を確保するなど、子どもの体力の向上に関して重要な意味を持っています。
小学校においては、専任の体育の教員が非常に少ないです。児童に体を動かす楽しさを感じさせることができる指導が得意でない教員が存在するという状況が見られます。
【「学力」対「体力」】
学力と体力とどちらが重要か?比較すべきでないもの、あるいは比較できないものであるかもしれないが、「命あっての物種」ということわざがある。だからといって、命を“生きる力”と表現されると、つかみどころがなくなる。体力とすれば具体的に、すなわち数量的に示すことができる。すなわち「体力あっての学力」である。
(宮下充正(東京大学名誉教授):“学力”か、“体力”か〜子どもに運動させても学業成績は落ちない〜)
子どもの外遊びによる運動能力・体力の向上に関する影響【論文紹介】
「全国体力・運動能力, 運動習慣等調査報告書」(文部科学省, 平成24(2012)年)によれば、子どもの体力は,昭和60(1985)年頃と比較すると依然低い水準である。
(中略)
宮崎県内の各学校では児童生徒の体力向上を目的に、2004年度から体力向上プランを作成し実施している。清掃時間に雑巾の絞り方を指導し握力向上につなげたり、3分間エクササイズなどを取り入れ体力向上を図ったりしている。その結果,握力や立ち幅跳び、ボール投げの成績はピーク時と比較し依然として不十分ではあるものの、全般的に子どもの体力は全国平均を上回るようになった。このことから、運動能力や体力の向上には、日頃からの継続的な運動が重要であると推測される。しかし,実際は時間を決めて取り組むのではなく日常生活の中でさまざまな運動(多様性のある遊び)を習慣づけることが継続性の点から必要と考えている。
(スマホだと長文一括りで読みにくいかも知れません。ご了承くださいm(_ _)m)
このお話で示されている【多様性のある遊び】こそが【外遊び】であることは、僕と同世代の40代の親御さんはもちろん、20代・30代・50代のお母さんお父さんだって同じ思いなんじゃないでしょうか。
さらにこんな結果が示されています。
- 清掃時間に雑巾の絞り方を指導→握力向上につなげる
- 3分間エクササイズなどを取り入れる→体力向上へつなげる
【体力の向上】という結果が出た
ここに、今の子どもたちの運動能力や体力向上のヒント…いや、答えが書いてありました。
日常的な外遊びが難しくても、ほんの少しの意識と行動を変えるだけで、あなたのお子さんの『運動能力』や『体力向上』が期待できるんです。
ここはお母さんお父さんが一緒になって、あなたのご家庭のライフスタイルにあった自宅などでできる運動習慣を考えてみてください。
お子さん目線で一緒に楽しめるなら、きっと心身揃った成長がみられますよ!
小学生の子どもの成長・発達過程を知っとこ!
サッカー少年(小学生)の発育時期を、【ゴールデンエイジ】の段階と言います(ゴールデンエイジの前段階は【プレゴールデンエイジ】って言います)
40代のお母さんお父さんが10代のころには、ゴールデンエイジなんて言葉はありませんでした。
なぜなら子どもの外遊びがゴールデンエイジ期に必要な運動そのものだからです!
僕たちが少年少女だったあのころ、いろいろな遊びから自然に身につけてきたので、「ゴールデンエイジ期に必要な運動は〇〇と△△でーす」なんて教えられる必要もありませんでした。
では、プレゴールデンエイジ・ゴールデンエイジ期での成長・発達の特徴っていったいどういうものなんでしょう?・・・知っとこ!
①成長・発達の特徴【プレゴールデンエイジ期〜神経系の発育〜】

(参照:白石豊「どの子ものびる運動神経」かもがわ出版)
グラフを見ると一目瞭然ですよね。僕たちもあなたのお子さんも、神経系は5-6歳まで急激に発達していることがわかりますね。
そして12歳では神経系の発育はほぼ100%に達します。
【プレゴールデンエイジ期】にさまざまな動作で動き回ることで脳が刺激され、運動神経も発達していきます。
さまざまな動きの習得
外遊び
②成長・発達の特徴【ゴールデンエイジ期〜動作の習得〜】

(参照:宮下充正「子どものスポーツ医学」南江堂)
【ゴールデンエイジ期】の子どもって、初めてチャレンジする動作でも、仲間やコーチ、憧れの選手のプレーを見ただけで、マネから入り取得できてしまうことがあります。
見よう見まねでマネをする
動作の習得
僕たち親はどうしても、動作を理屈で考えようとします。
・「右→右→左・・・」
・「足の裏でボールを触ってからクルッと左に回って・・・次なんやったっけ??(笑)」
・・・・etc.
ってなっちゃいますよね・・・トホホ(笑)
子どもたち、とくに【ゴールデンエイジ期】の子は、直感や感覚めいた動作でコツをつかみ習得してしまいます。
たくさんたくさんボールに触れる機会を与えましょう!
③【ゴールデンエイジ期】と相性抜群な【DAZN】
【ゴールデンエイジ期】のお子さんにはとくに、好きなサッカー選手や好きなプレーをたくさん観せてあげることも【サッカーで伸びる子】に育てるためには重要です。
・「うわぁー!僕もあんなシュート決めたいなぁ〜」
・「ネイマールがアップで遊んでるリフティング…..あれをマネしたい!」
こんなふうにお子さんが感じたらすぐにチャレンジです!少しボールに触れれば、あっというまに取得してしまう可能性が高いです。
【DAZN】なら世界中の憧れのサッカー選手、Jリーガーの憧れのプレーがいつでも見放題!あなたのお子さんの「あれやりたい!」を叶えてくれます。
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U-10~U-12年代は心身の発達が調和し、動作習得に最も有利な時期とされています。集中力が高まり運動学習能力が向上し、大人でも難しい難易度の高い動作も即座に覚えることができます。「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、世界中どこでも非常に重要視され、サッカーに必要なあらゆるスキル(状況に応じて技術を発揮すること)の獲得に最適な時期として位置づけられています。
(引用元:日本サッカー協会|JFAキッズ(U-8/U-10)ハンドブック)
サッカー少年の外遊び減少への対応策
サッカーでは「空間認知能力」「思考力」「予測する力」などが身につきます。
サッカーで身につく「空間認知能力」「思考力」「予測する力」を育成することで、ある程度までは【サッカーで伸びる子】に育つかもしれません。
でもそれはあくまで【ある程度】なんですよね。
なぜなら子どもの成長・発達過程っていうのは、「空間認知能力」「思考力」「予測する力」だけでは育まれないからです。
子どもの発育にはありとあらゆる要素が複雑に絡み合っていることは、お母さんお父さんが一番よくわかっていることでしょう。
成長・発達過程にある子どもにとって外遊びは、他にはないお子さんの成長に必要な多くの要素が含まれている空間です。
ゴールデンエイジ期の過ごし方がお子さんの運動能力に大きな影響を与えることは先ほどの成長・発達の特徴でお話したとおりです。
ではゴールデンエイジ期には「何を」すればいいのか?
もうおわかりですね・・・それは、
【外遊び】です。
外遊びによって成長を促すことが【サッカーで伸びる子】の一旦を担っているだろうと、僕は考えます。
ここから先のお話では、外遊びでグングン伸びる子になるために必要な具体策をご紹介しますね。
【子どの体力を取りもどそう 】
子どもの健全な成長・発達には運動実践が不可欠であり、学力低下を恐れるあまり運動量を減少させてはならない。日本においては、運動する環境がもっとも整っているのは学校であり、学校は子どもにもつと運動させなければならない。特に小学校では、外部からの運動指導者の援助を受けるとしても、クラス担任が積極的に子どもと一緒に運動すべきである。教育委員会、学校、親がスクラムを組んで子どもの運動不足解消に当たらなければ、過去20年間も続いている子どもの体力低下を防止するこ とはできないと強調したい。
(宮下充正(東京大学名誉教授):“学力”か、“体力”か〜子どもに運動させても学業成績は落ちない〜)
①外遊びでサッカーに活きる体の使い方を染み込ませよう!
サッカーに活きる体の使い方をお子さんの体に染み込ませるには【外遊び】が最適です。
・学校では廊下はまっすぐであり「廊下を走ってはいけません」ルールがある
・スーパーへの買い物を車で往復する
・・・・etc.
僕たちの日常は人工的な環境の中で生活することが増えましたよね。
あなたのお子さんは、あなたが子どものころよりたくさんの自然にふれ、たくさん外で遊んでいるでしょうか?
・・・なかなか難しいですよね・・・
・「うちの息子、体のバランスも悪いし、そのせいかいつもバランスを崩してすぐにボールを奪われてしまう」
・「なんとか息子(娘)に外遊びの機会を増やしてやりたい」
・「そこまで外遊びにこだわる必要があるのか?」
外遊びがサッカーにも活きる具体的理由
学校の廊下と自然の土の上を想像してみてください・・・・・^ ^
説明するまでもありませんが、自然の土の上って微妙に傾斜があったりちょっとデコボコしていますよね。
子どもたちは土の上を(大人のように理屈を考えるよりさきに)無意識に走ったり歩いたりします。
デコボコしてる土の上を【自然に自分に合った体の重心を探しながら】バランスをとって動くようになります。
全身でバランスをとろうとしますし、転び方も自然に習得します
転び方を覚えることで、転ばないバランス感覚を身につけます
サッカーにおいても相手のタックルに負けなかったり、うまくかわしたり(いなす)する術を覚えます。
②外遊びは子ども目線に立って一緒に遊ぼう!
外遊びは子どもの目線に立って一緒に遊ぶことが大切です!
「簡単に子ども目線に立ってって言われても・・・・・」
こんな考えが浮かぶ方もいらっしゃるんじゃないかな〜って思います。
『子ども目線に立つ』の具体的な考え方や行動をいくつかご紹介しますね。
子ども目線に立つための親の心得
1.時間の感覚を「ゆ〜〜〜っくり」にしてみてください
僕たちはいつも分刻みで考え、動く習慣がついています。
「お子さんのペースで動くぞ」と決めちゃってください…(^ ^)
2.お子さんが自分で気づくまで「見守る」こと
僕たち親が10秒で気づくことでも、お子さんには5日かかるかもしれません(もちろん逆の場合もありますよ・・笑)
『親は子どもの一番の応援団!そして一番の見守り続け屋さん!』です…(^ ^)
3.教えすぎないこと【自立心を養う】
外遊びでの失敗や軽い怪我にはアドバイスしないでおこう!→お子さんは自分で乗り越えようとします
お子さんのチャレンジを見守ろう!
4.親子での外遊びは「遊ぶための遊び」だってことを肝に銘じること
とくにお父さんとお子さんでありがちな、「サッカーのための遊び」にならないように!(僕と息子もそうでした・・・泣)
せっかく公園でたくさんの遊具があるのにあなたのお子さんは、「四つ葉のクローバーさがし」を始めるかもしれません。
ここであなたは「鉄棒はしないのか?」って聞かないように注意(お口チャック)してくだいね。
「四つ葉のクローバーさがし」で1時間が過ぎてもいいんです。親目線からすると、他の遊具でも遊んでほしくなったり、できないことをできるようにしたくなったり・・・そんなふうに考えがちです。
でもね、大切なことは、あなたのお子さんがやっていること(個性)を親がしっかりと認め、褒めてあげることです。
親に『認められ』『褒められる』ことで、お子さんの【自己肯定感】が育まれます。
【自己肯定感】は、お子さんのこれからの成長にも【サッカーで伸びる子】に育っていくためにも大切な感覚・感情です。

まとめ:外遊びすることが困難な時代に生きる子どもたちへ
外遊びすることが困難な時代を今の子どもたちは生きています。
あえて自分で体を動かさねばならない時代に生きていることを親が受け入れましょう。
例えば『バリアフリー』がありますね。
バリアフリー自体はとても良いことです。反面、子どもにとっては階段の昇り降りや「〇段目からのジャーーンプ!」の機会が減っていますね。
僕たちの今は「自然」の減少とともに、外遊びによる子どもたちの成長・発達の機会も減少しています。この傾向は今後も続くと考えています。
身近に安全安心に外遊びができる空間も減っています。空間を見つけてもボール遊びが禁止されていたりします。。。
子どものために、僕たち親が思いっきり体を動かせる空間を準備する必要があります。
お子さんの【ゴールデンエイジ期】はあっという間に過ぎ去ります(経験談です…苦笑)
株式会社【そとあそび】
我が家も活用させてもらっている【そとあそび】。
ぜひ、あなたもお子さんとキラキラレジャー・アクテビティで外遊びを楽しみながらお子さんの成長につなげてくださいね\(^o^)/

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